2013年2月4日月曜日

美しい映像がひたすら凄い『ライフ・オブ・パイ』



映画を見に行った時に予告を見たときから気になってた映画『ライフ・オブ・パイ』を見に行きました。

とにかく映像が美しかったです。見ている間、子供のときに凄くきれいなものを見たときの感動と同じような感覚を味わえました。この映画は映画館そして3Dで見るための映画だと思ったのでぜひ映画館で見る事をおすすめします!

そしてストーリー。パイが過去の出来事をカナダ人のライターに話すという形式なのですが、最後に本当にあった事に関しての話しがなされて納得出来きました。

ネタバレを言ってしまうと、実は救命ボードに乗った動物が人間であった可能性が示唆されるのです。シマウマが仏教徒の船員、ハイエナが嫌な料理人、オラウンータンが母親、そして虎がパイ自身。
パイが最初にはなした動物が出てくるストーリーと、人間が出てくるストーリーに共通点があるのです。

そういわれてみれば、最初にボートに乗ったときになぜ人間ではなくてパイ以外は動物しか助かってないのかが不思議だったし、オラウンータンにパイが人間かのように話しかけているのも違和感があったのですが、最後の話しを聞けば納得です。

ただそれがわかったからといって物語全体の意味が理解出来るわけではありません。救出される前にたどり着いた島はいったいなんだったんだろう?虎はパイ自身の何を表していたのだろう?と映画を見終わったとにぐるぐる頭の中をめぐってしまいます。

最後にリチャード・パーカー(虎)が振り返らなかったことで泣いたとパイがいうシーンですがそのシーンは見ていてとても悲しい気持ちになりました。
現実の世界に引き戻されたというかなんというかとても悲しいのです。

もしかしたらストーリーは意味がわからなくてつまらないという人もいるかもしれませんが、映像の美しさと迫力は見て損はないでしょう。

一つだけマイナスポイントをあげるのならば最初のパイの生い立ちの話しが長過ぎてそこはもっと短縮できたんじゃないかなと思いました。

映画公開中の今ぜひ見てみることをおすすめします。




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