2015年1月6日火曜日

洋書 Gone Girlの感想




映画も公開され話題になっているので読んでみました。

物語の主人公であるニック・ダンの妻エイミー・ダンが二人の結婚記念日に突然いなくなってしまうというなんとも不可解な事件から始まります。
警察がやってきて、ふたを開けてみると、ニックに不利な状況や事実がでてきて、ますます謎が深まっていくのです。

読者は、事件当日からのニックの視点からの話しと、エイミーの過去の日記を交互に見させられるというスタイルで話しは進んでいきます。

まあニックがなかなかのAssholeなんですね。
途中まで、読者は気づかされないのですが、ニックの20代前半の浮気相手の女が出て来て、「ここで言わなくてはいけないんだけど、僕には愛人がいる」と暴露されるのです。

エイミーも日記でしか最初わからないのですが、なかなかうざいんですよね。
雑誌でクイズを作るライターをやっていたとかで、日記の中でも、A,B,Cのクイズ形式にして自分で正解を言うみたいな。途中もういいよってなってきます。
しまいには、トレジャーハント(宝探し)といって、夫婦の記念日に、手紙をどこかにおいて、ヒントをだして、ニックを次のヒントの場所にいかせるみたいなことをやらさせるのが毎年の行事という。

結局どうなったのかというのは、ネタバレになってしまうので言いませんが、最後は自分が期待していた結末とは違いました。私は、奴に制裁を!と思ってましたが、そうでなかったことで、逆に考えさせられる本となりました。

最後がありきたりな結末ではなかったことで、この話しは「結婚」というものはそういこことなんだよ、と作者が言いたかったのかなとも感じました。

英語はTOEIC800以上くらいから楽しくよめると思います。
そして、ほんの半分くらいまであまり話しがすすまないので、我慢してください。それ以降はいろいろと事実が明らかになり楽しくなってきます!!