先日公開されたBreaking badのその後を描いた「エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE」を見ました。
以下ネタバレ注意
言いたいことはたくさんあるけど、まずは良い点から。
1. テンポある展開でハラハラドキドキ
Breaking badのときのスピード感は健在でした!!Breaking badの最終話の直後から物語がスタートするのですが、ジェシーが逃げてきて喜んでるのもつかの間、警察車両のライトが前方に見えてサイレンが聞こえて・・・。Breaking badのときもそうだったけど、視覚的にドキドキさせるのがさすがです。
ジェシーがトッドの家の中で金を探してる時に警察がやってきたり、溶接会社のところに乗り込みにいったりと、ドキドキするシーンが散りばめられていて、楽しめること間違いなしです。
2. トッドというキャラクター
Breaking badのときもそうだったけど、キャラクター設定が最高すぎる。
特にトッドの不気味な感じがかなりうまく描かれていました。車で気持ち良さそうに窓開けて手をだして歌う、殺した家政婦の首からベルトを戻す、余裕にもスープいる?と問いかける、不気味なパステル調の家、ジェシーが銃を手にした時の妙な落ち着きなど。。
印象に残る人物を描けるのがさすがだなと思わされます。
3. あの人そしてあの人も!
ファンには嬉しいことに、Breaking badでのおなじみの人物達が回想シーンで出てきます。そしてまさかのウォルターも!!映画版には出ないとおもっていたので嬉しすぎでした。
少々がっかりだった点は・・・
1. トッドの激太り
ジェシーもだけど、トッドの太り方がやばすぎて、これは時系列的におかしいでしょ!って思いました。老けるのはしょうがないけど、もうすこーし頑張って欲しかった・・・。
2. 避けられない時の流れ
ジェシー、ウォルター、スキニーピート、バッジャー、ジェーン等が出てきて嬉しい反面、Braking badを見てた頃は、それぞれが役そのもので神がかってました。なぜかドラマをやってたころの勢いがもう役から感じられなくなってしまいました。そもそも見た目が変わってしまったというのもあるかもしれません。昔は演じてる役の人物にしかみえなかったのですが、今はその役を演じてるようにしか見えなかったのがただただ残念でした。全ての役に対するエネルギーはドラマの中で使い果たされたように感じてしまいました。
時は流れてしまったのだなと感傷的になってしまいました。
最後の結末は、Breaking badの終わりにジェシーには頑張って欲しいと願っていたのでよかったと思う反面、少々うまく行き過ぎ?とも思いました。ストーリー展開の好き嫌いは意見が別れるかもしれませんが、Breaking badファンにしてみれば諸々と楽しめる映画だと思うのでおすすめです。ドラマをもう一度見直したい気分になりましたが、時間がないためここはぐっと堪えます。
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