2012年3月22日木曜日

ハリウッド版よりも良いスウェーデン版の「ドラゴンタトゥーの女 ミレニアム」



スウェーデン版のドラゴン・タトゥーの女 を見ました。

ハリウッド版に関しての感想は以前のせました。(こちらを参照)

見始めてリズベットが出てきた段階で、こっちのほうがいいじゃん!!と思いました。ハリウッド版でしっくりこなかった箇所がしっくりきました。

その理由を考えてみました。

①リズベット役がスウェーデン版の方がいい

スウェーデン版のリズベットが私個人的には好きでした。ハリウッド版のルーニー・マーラが演じたリズベットは華奢で色白で顔にピアスして、髪短い黒髪で、革ジャンで、バイク的な格好がまったく似合ってなかったし、もとが可愛いせいか、なんか終始見ていて違和感がありました。
性格も控えめな感じだけど、いざというときにミカエルを助けたり(情報収集はもちろんミカエラが監禁されたときに助けたり)となんか非人間的な感じでリアリティーが無いなという感じ。

それに比べ、スウェーデン版のリズベットは格好と内面があっているというか。性格もこっちのほうがリアリティがありました。ミカエラを助けに行くシーンも違和感なかったです。
最後の変身する場面も、ハリウッド版よりも凄い変化だったように思います。雰囲気が全く違ってました。

②謎解きの部分がじっくりと描かれていてわかりやすかった。

ハリウッド版は謎解きの部分が一気に画像で解決されるという印象だったのですが、スウェーデン版はじっくり描かれているので、こっちのほうが面白かったです。ハリウッド版を見たときはストーリーがつまらない!って思ったのですが、こっちは面白いって思いました。なんででしょう?

③リズベットとミカエルの関係がじっくり描かれている

ハリウッド版に比べてスウェーデン版の方がリズベットとミカエルの関係がじっくり描かれているように感じました。
車での会話のシーンや、一緒に仕事に取り組んだり。
ハリウッド版はリズベットとミカエルが勝手に個々に仕事をしているという印象でした。

④ミカエラが親しみやすい雰囲気

ハリウッド版はかっこよくてダンディーで女たらし的なイメージのミカエラで、なんかの映画に出てきそうっていう感じでしたが、スウェーデン版はかっこよくなくて、どっちかって言ったらどこにでもいそうだけど、憎めないようなミカエラでした。
そのため、ハリウッド版のミカエラはリズベットに誘われるままに関係をもったもののリズベットにはあまり興味を示しているように見えなかったけど、スウェーデン版はリズベットに対してやさしい感情がありなんか興味をもっているのが伝わってきました。

⑤全体的な雰囲気にリアリティがある

映画の冒頭に出てくるミカエルが務める雑誌社ミレニアムのオフィスがハリウッド版だとガラスばりで素敵な感じなんですが、スウェーデン版はまったくそんなことなく普通のどっちかっていったらあまり良くないオフィスでした。
住む家の雰囲気などもスウェーデンの方がリアルっぽかったです。

結論
スウェーデン版の方が雰囲気、登場人物ともにリアリティがあってり違和感がない。話の流れもわかりやすい。ただおしゃれな雰囲気と登場人物にインパクトがあるハリウッド版が好きな人がいるというのは理解できます。
リズベットは男性からしたら控えめだけど不思議な魅力を持つハリウッド版のリズベットの方がいいかもしれないけど、私からしてみれば、なんか共感できる部分をもっているスウェーデン版のリズベットの方が好きなのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿